“苦行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くぎょう58.8%
くぎやう35.3%
行脚5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
田舎いなかのことであるから、こういう生活はかなり烈しい肉体的労働をも意味した。父の一生はいわば任務を果たすための苦行くぎょうの連続であった。
蝸牛の角 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
『さうかも知れない。併し観音力くわんおんりきにすがるところに盲目的な強味があるとおもひますね。一時流行した覚めた人間にはああいふ苦行くぎやう生活は到底出来ませんよ』
遍路 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
廻って苦行行脚して居るものですが、あなたのお徳の尊いということを承りましたからどうかその仏法上の事を
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)