『遍路』
那智には勝浦から馬車に乗つて行つた。昇り口のところに著いたときに豪雨が降つて来たので、そこでしばらく休み、すつかり雨装束に準備して滝の方へ上つて行つた。滝は華厳よりも規模は小さいが、思つたよりも好かつた。石畳の道をのぼつて行くと僕は息切れが …
著者 | 斎藤茂吉 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆 |
ジャンル | 文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行 |
初出 | 「時事新報」1928(昭和3)年1月15日~17日 |
文字種別 | 新字旧仮名 |
読書目安時間 | 約6分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約10分(300文字/分) |
作品に特徴的な語句
了
眼
此方
宿
逡巡
楽
著
細
精
光明
現世
合羽
苦行
草鞋
敵
霞
藍
平家
一夜
川原
諏訪
遙
好
身空
奈何
瞳
石畳
船見
艱難
笹藪
褒
茣蓙
草臥
華厳
毎
要
謂
遁世
遍路
遭
那智
飴
得手
一山
乞
併
信濃
儘
先達
勝浦
呉
奴
寧
小口
巡
幽
彼此
益〻
揚句
旅人
末世
本宮
棄
権現
此処
殆
清盛
溢
滝見
為事
然
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