“一山”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとやま46.4%
いっさん32.1%
いちざん14.3%
いつさん7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ此の金があったら又一山(ひとやま)興(おこ)して取附く事もあろうかと存じまして、無理に七日までお泊め申しましたが、愈々(いよ/\)明日(みょうにち)お立ちと聞きましたゆえ
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
一山(いっさん)の蝉(せみ)の声の中に埋(うも)れながら、自分は昔、春雨にぬれているこの墓を見て、感に堪えたということがなんだかうそのような心もちがした。
樗牛の事 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
やがて、暁(あけ)の鐘の鐘つき男によって発見されたこの一場の修羅場(しゅらば)のあとが、一山(いちざん)の騒ぎとなったことは申すまでもありません。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
折(をり)から一室處(ひとまどころ)より姑(しうと)の聲(こゑ)として、婦(よめ)に云(い)うて曰(いは)く、風(かぜ)靜(しづか)に露(つゆ)白(しろ)く、水(みづ)青(あを)く、月(つき)清(きよ)し、一山(いつさん)の松(まつ)の聲(こゑ)蕭々(せう/\)たり。何(ど)うだね、一石(いつせき)行(ゆ)かうかねと。婦(よめ)の聲(こゑ)にて、あゝ好(い)いわねえ、お母(つか)さんと云(い)ふ。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)