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一山
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いつさん
ふりがな文庫
“
一山
(
いつさん
)” の例文
折
(
をり
)
から
一室處
(
ひとまどころ
)
より
姑
(
しうと
)
の
聲
(
こゑ
)
として、
婦
(
よめ
)
に
云
(
い
)
うて
曰
(
いは
)
く、
風
(
かぜ
)
靜
(
しづか
)
に
露
(
つゆ
)
白
(
しろ
)
く、
水
(
みづ
)
青
(
あを
)
く、
月
(
つき
)
清
(
きよ
)
し、
一山
(
いつさん
)
の
松
(
まつ
)
の
聲
(
こゑ
)
蕭々
(
せう/\
)
たり。
何
(
ど
)
うだね、
一石
(
いつせき
)
行
(
ゆ
)
かうかねと。
婦
(
よめ
)
の
聲
(
こゑ
)
にて、あゝ
好
(
い
)
いわねえ、お
母
(
つか
)
さんと
云
(
い
)
ふ。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
希有ぢや未曾有ぢや
再
(
また
)
あるまじと爲右衞門より門番までも、初手のつそりを軽しめたる事は忘れて讚歎すれば、圓道はじめ
一山
(
いつさん
)
の僧徒も躍りあがつて
歓喜
(
よろこ
)
び、これでこそ感応寺の五重塔なれ
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“一山”で始まる語句
一山風
一山同鐘
一山支配
一山大先達