一山いちざん)” の例文
やがて、あけの鐘の鐘つき男によって発見されたこの一場の修羅場しゅらばのあとが、一山いちざんの騒ぎとなったことは申すまでもありません。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
けれども人工であつたとしても、数百年間この事を他へ漏らさない一山いちざんの人々は偉いんです。やつぱり本物の鳥と思つてきくんですね。それが空海くうかいの徳でせう。
仏法僧鳥 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
この一山いちざんの岩燕
短歌集 日まはり (旧字旧仮名) / 三好達治(著)
けれども人工であったとしても、数百年間この事を他へ漏らさない一山いちざんの人々は偉いんです。やっぱり本物の鳥と思ってきくんですね。それが空海の徳でしょう。
仏法僧鳥 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)