“一夜”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
ひとよ48.7%
いちや31.1%
あるよ12.6%
ひとや2.5%
いちよ1.7%
ひとばん1.7%
ひとよさ0.8%
ヒトヨ0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“一夜”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸8.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌3.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
すなわちその歌は、「春のにすみれみにとあれぞ、をなつかしみ一夜ひとよ宿にける」である。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
そのまま置きて一夜ひとよを過すに、あくる日はまた姉上の新たに結びたまわでは、昨日きのうなるは大方せて見えずなりぬ。
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しかし私はやがてこの暗い夜、この悲しい夜の一夜いちやごとに、鳴きしきる虫の叫びの次第に力なく弱って行くのを知りました。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
御存ごぞんじでもありませうが、へんでは、雪籠ゆきごめといつて、やまなか一夜いちやうち
雪の翼 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
お妻が……言った通り、気軽に唄いもし、踊りもしたのに、一夜あるよ、近所から時借りの、三味線の、爪弾つめびきで……
開扉一妖帖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——五月雨さみだれ陰氣いんき一夜あるよさかうへから飛蒐とびかゝるやうなけたゝましい跫音あしおとがして
春着 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
容易ならぬ訳さ、せめて一生に一晩は、ういふ身の上にと、其の時分は思つた、其のとおつたもんだから、夢なら覚めるなと一夜ひとや明かした迄はかつたさうだが。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
よしなきことにあたら一夜ひとやの、
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
一夜いちよかりねの
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
今宵一夜いちよ
別後 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
翌暁あくるあさ小樽に着く迄は、腰下す席もない混雑で、私は一夜ひとばん車室の隅に立ち明した。
札幌 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
有りやんすとも、貧乏人には一俵買は不自由な訳で、中々一俵は買えねえもんでがんすから、冬季ふゆきなどは困って睾丸火鉢きんたまひばちの中へ消炭けしずみなどを入れ、ブウ/\と吹いて震えながら一夜ひとばん明かすものが多い世の中で
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
な、買うて来るついではあって、一夜ひとよさいのりはあげたけれど、用の間が忙しゅうて、夜さり高津の蛇穴へ放しにひまがない、頼まれてほしい——云うて、美津さんにことづきょう、とそれが用で顔見にかはった云うたやないか。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
新受戒者は、殊に厳重な束縛から、始めて一夜ヒトヨづまの居る、女の家に入る。