一夜ひとや)” の例文
容易ならぬ訳さ、せめて一生に一晩は、ういふ身の上にと、其の時分は思つた、其のとおつたもんだから、夢なら覚めるなと一夜ひとや明かした迄はかつたさうだが。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
よしなきことにあたら一夜ひとや
北村透谷詩集 (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
ちらぼひぬ、これや、一夜ひとや
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)