“ひとよさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一夜50.0%
一宵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一夜ひとよさいのりはあげたけれど、用の間が忙しゅうて、夜さり高津の蛇穴へ放しにひまがない、頼まれてほしい——云うて、美津さんにことづきょう、とそれが用で顔見にかはった云うたやないか。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鈴木春信すずきはるのぶの古き版画の色と線とから感じられるような、疲労と倦怠とを思わせるが、これに反して秋も末近く、一宵ひとよさごとにその力を増すような西風に
鐘の声 (新字新仮名) / 永井荷風(著)