“説服”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっぷく57.1%
せつぷく14.3%
ときふく14.3%
パーシュエイド14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで、彼は警察を説服せっぷくして、岩出銀行の社長の家族や傭人やといにん全部の手形を紙に捺させ、これと血の手形とを比べて見ることになる。
探偵小説の「謎」 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
カイアヹエ君は又仲介者を立ててこの社長の文章を詰問して取消を請求したが、社長は応ぜざるのみかかへつて仲介者を説服せつぷくした。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
我は我の神を拝しただこれにのみつかうべしと、基督の決心ここにおいて定まり、生涯の行路彼に指示ししされたれば、悪魔は彼を説服ときふくするに由なく、ついに彼を去りたれば天使来りて彼につかえたり。
基督信徒のなぐさめ (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
(この点については、文士のしばしば軽蔑しがちな学者の方がはるかに、公けなもの、真理のために論争する道を知っている)。議論によって相手を説服パーシュエイドするということすらほとんど不可能である。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)