“説教”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せっきょう66.7%
せつけう16.7%
はなし8.3%
みおしえ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茶を飲みながらふと見ると、壁の貼紙はりがみに、彼岸会ひがんえ説教せっきょう斗満寺とまむじと書いてある。斗満寺! 此処ここ其様そんなお寺があるのか。えゝありますと云う。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
うも宿泊人とまりがなくつてはやうがない、なんとかうま工夫くふういものから……ウム、日外いつぞや説教せつけうで聞いた事が釈迦如来しやかによらいのお弟子でし槃特はんどくふがあつて
(和)茗荷 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
時偶ときたま近所へ夜話に招ばれる事があれば、役目の説教はなしもする。それが又、奈何どうでも可いと言つた調子だ。或時、痩馬喰やせばくらうかかあが、小供が腹を病んでるからと言つて、御供水おそなへみづを貰ひに来た。
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
天国の光輝かがやきと地獄の火とを背景として読むにあらざれば福音書の冒頭はじめに掲げられたるイエスの此最初の説教みおしえをすら能く解することが出来ないのである。