“せっぷく”のいろいろな漢字の書き方と例文

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

わけて、兄は、内田家に恩義があり、俺に、相談する前に、弟に異論のあるはずはない。あったにせよ、兄が説服（せっぷく）して——とまで、ひきうけてしまっているじゃないか。

新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／吉川英治(著)

「あなたがあんまりご無沙汰（ぶさた）をしていらっしゃるから、呼び出して切腹（せっぷく）仰（おお）せつけるのかもしれませんよ」

苦心の学友 (新字新仮名) ／佐々木邦(著)

で、結局、私は井上次郎に説伏（せっぷく）されて、その秘密結社へ入ってしまったのです。

覆面の舞踏者 (新字新仮名) ／江戸川乱歩(著)

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