“説文”の読み方と例文
読み方割合
せつもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那の旧い書物の『説文せつもん』にはこの草は人の血が化したものだといっているのは面白い。同国でもこの事の根を用いて綘色を染める。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
説文せつもん』に曰くいなずまは陰陽の激曜するなりとはちと曖昧あいまいであるが、要するに陰陽の空中電気が相合する時に発する光である。
歳時記新註 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
序に云ふ。老樗軒はわたくしは「らうちよけん」と訓んでゐたが、今これを筆にするに当つて疑を生じ、手近な字典を見、更に説文せつもんをも出して見た。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)