“ゆびさし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
80.0%
指差10.0%
指示10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一老夫いちらうふこゝに来り主人を拱手てをさげて礼をなし後園うらのかたへ行んとせしを、あるじよびとめらう夫をゆびさしていふやう、此叟父おやぢ壮年時わかきとき熊に助られたる人也、あやふいのちをたすかり今年八十二まですこやか長生ながいきするは可賀めでたき老人也
そう言いながら証人は、急に五六歩前迄馳け出して立止り、地面の上を指差ゆびさしながら二人の方へ振り返った。
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
帷幕まくが下りると、……燕尾服の口上じゃない——薄汚い、黒の皺だらけの、わざと坊さんの法衣ころもを着た、印度インド人が来て、袖をいて、指示ゆびさしをしながら、揚幕へ連れ込んで、穴段を踏んで