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紺碧
ふりがな文庫
“紺碧”の読み方と例文
読み方
割合
こんぺき
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こんぺき
(逆引き)
西の屋根
瓦
(
がわら
)
の並びの上に、ひと幅日没後の青みを置き残しただけで、満天は、
紗
(
しゃ
)
のやうな黒味の奥に浅い
紺碧
(
こんぺき
)
のいろを
湛
(
たた
)
へ、夏の星が
蝙蝠
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
更にその
末
(
すえ
)
が裾野となって、
緩
(
ゆる
)
やかな傾斜で海岸に延びており、そこに
千々岩
(
ちぢわ
)
灘とは反対の側の
有明
(
ありあけ
)
海が
紺碧
(
こんぺき
)
の色をたたえて展開する。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
飛行将校が
指示
(
しめ
)
す海上を見下せば、なる程、
紺碧
(
こんぺき
)
の海水の下に、黒い鯨のような物が、南へ南へと、恐るべき速力で進行している。
骸骨島の大冒険
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
紺碧(こんぺき)の例文をもっと
(56作品)
見る
“紺碧”の意味
《名詞》
やや黒みがかった青。晴天快晴の空の色を形容するのにしばしば用いられる。
(出典:Wiktionary)
紺
常用漢字
中学
部首:⽷
11画
碧
漢検準1級
部首:⽯
14画
“紺”で始まる語句
紺
紺青
紺屋
紺絣
紺飛白
紺暖簾
紺足袋
紺青色
紺羅紗
紺地
“紺碧”のふりがなが多い著者
九鬼周造
押川春浪
ワシントン・アーヴィング
蘭郁二郎
近松秋江
徳冨蘆花
若杉鳥子
橘外男
林不忘
パウル・トーマス・マン