“紺飛白”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんがすり97.8%
かすり2.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自動車が鶴原家に着くと若先生……ではない妻木君が、この間の通りの紺飛白こんがすりの姿のまま色眼鏡をかけないで出て来て三つ指を突いた。
あやかしの鼓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その当時の彼らは、努めて書生らしく粧うために、多くは紺飛白こんがすりの衣類を着て、兵児帯へこおびをしめて、筒袖つつそでの羽織などをかさねていた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
彼は一つの包みを持ち、紺飛白かすりの着物に羽織も着ず、足袋たびもはかずに、ヒビの切れた足にほお下駄げたをはいていた。