“こんがすり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紺絣53.6%
紺飛白45.4%
紺餅1.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸外は相かわらず紺絣こんがすりを振るように、みぞれが風にあふれて降って、まばらに道ゆく人も寒そうに傘の下に躯を固くしながら歩いている。
流転 (新字新仮名) / 山下利三郎(著)
その当時の彼らは、努めて書生らしく粧うために、多くは紺飛白こんがすりの衣類を着て、兵児帯へこおびをしめて、筒袖つつそでの羽織などをかさねていた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
紺餅こんがすりを着てじゃかさを差して、ちょっといい男でしたわ」
落合町山川記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)