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脂汗
ふりがな文庫
“脂汗”の読み方と例文
読み方
割合
あぶらあせ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶらあせ
(逆引き)
そして、
額
(
ひたい
)
の
脂汗
(
あぶらあせ
)
を拭きながら、見るともなしに
後
(
うしろ
)
の客席に眼をやった。左側の二番の客席に、
痩
(
や
)
せぎすな一人の紳士が腰をかけていた。
飛行機に乗る怪しい紳士
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
その沈黙はたちまち
絞
(
し
)
め
木
(
ぎ
)
のように、色を失った陳の額へ、冷たい
脂汗
(
あぶらあせ
)
を絞り出した。彼はわなわな
震
(
ふる
)
える手に、戸のノッブを探り当てた。
影
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
がっくりと根の抜けた島田
髷
(
まげ
)
は大きく横に
歪
(
ゆが
)
んで、
襟足
(
えりあし
)
に乱れた毛の下に、ねっとりにじんだ
脂汗
(
あぶらあせ
)
が、
剥
(
は
)
げかかった白粉を
緑青色
(
ろくしょういろ
)
に光らせた
歌麿懺悔:江戸名人伝
(新字新仮名)
/
邦枝完二
(著)
脂汗(あぶらあせ)の例文をもっと
(46作品)
見る
脂
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
汗
常用漢字
中学
部首:⽔
6画
“脂”で始まる語句
脂
脂肪
脂下
脂粉
脂切
脂臭
脂肉
脂身
脂気
脂燭
“脂汗”のふりがなが多い著者
高見順
徳冨蘆花
島木健作
徳田秋声
梅崎春生
中里介山
海野十三
江戸川乱歩
吉川英治
泉鏡太郎