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脂切
ふりがな文庫
“脂切”の読み方と例文
読み方
割合
あぶらぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あぶらぎ
(逆引き)
その父の背中は真白くてヌルヌルと
脂切
(
あぶらぎ
)
っていた。その左の肩に一ツと、右の背筋の横へ二ツ並んで、小さな
無果花
(
いちじく
)
色の
疣
(
いぼ
)
が在った。
父杉山茂丸を語る
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
年の頃は五十前後、充分に
脂切
(
あぶらぎ
)
つて、ギラギラする袷や、
銀鎖
(
ぎんぐさり
)
の逞ましい煙草入や、身の廻りの物一つ/\にも、馬鹿々々しい見得が
溢
(
あふ
)
れて居ります。
銭形平次捕物控:180 罠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ここが一生の運命の
岐
(
わか
)
れ目と思い込んでいるらしい真剣味をもって、今一層グッと身を乗出しながら、男盛りの
脂切
(
あぶらぎ
)
った顔を光らした。
二重心臓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
脂切(あぶらぎ)の例文をもっと
(14作品)
見る
脂
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
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