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脂燭
ふりがな文庫
“脂燭”の読み方と例文
読み方
割合
ししょく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ししょく
(逆引き)
そして、嫁方の
庭燎
(
にわび
)
の火を、途上で、こちらの
脂燭
(
ししょく
)
に移し取った騎馬の使者は、それを先に持ち帰って、初夜の
帳
(
とばり
)
の燈台に点火しておく。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
聟どのの家から大事に消えぬように持って来た
脂燭
(
ししょく
)
の
灯
(
ともし
)
を、すぐ婚家の
婢
(
ひ
)
が、その家の脂燭に移し
灯
(
とも
)
して、奥へかけこんでゆく。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
松明
(
たいまつ
)
のほかに、
脂燭
(
ししょく
)
の用意もしてありましょうな。裸火にしては持ち歩けぬゆえ、消えぬよう、明りに
紙覆
(
おい
)
をかけて、嫁君のお家まで持ってゆく。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
脂燭(ししょく)の例文をもっと
(4作品)
見る
“脂燭”の意味
《名詞》
宮中において夜間の行事で使用した松の枝などでできた照明具。
紙などのこよりを灯油に浸して火を灯す照明具。
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(出典:Wiktionary)
脂
常用漢字
中学
部首:⾁
10画
燭
漢検準1級
部首:⽕
17画
“脂”で始まる語句
脂
脂肪
脂下
脂汗
脂粉
脂切
脂臭
脂肉
脂身
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