“ししょく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紙燭62.8%
至嘱16.3%
脂燭9.3%
嗜食7.0%
姿色2.3%
紫色2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と幸三郎は沈着おちついた人ゆえ悠々ゆう/\と玄関の処へ来ますとステッキがあります。これをげ、片手に紙燭ししょくともしたのを持って
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「すなわち、あなた様という者がおる——ということに至嘱ししょくしていたか、あなた様は、お考えになったことがあるか」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
聟どのの家から大事に消えぬように持って来た脂燭ししょくともしを、すぐ婚家のが、その家の脂燭に移しともして、奥へかけこんでゆく。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
当時、宋朝の文化は、帝室や都府の中心では、はやすばらしい発達途上を示してもいたが、未開大陸の僻地へきちでは人肉嗜食ししょく蛮風ばんぷうなどがなお一方にはのこっていたらしい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
策士川上が貞奴の名を揚げるために種々いろいろと、世人の好奇心をひくような物語ローマンスを案出するのであろうとはいわれたが、彼女の技芸に、姿色ししょくに、魅惑されたものは多かった。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
六、シングルフォド卿 ラスパ(紫色ししょく帽、袖黒)