“嗜食”の読み方と例文
読み方割合
ししょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに法律でさえ保障しているような範囲内にまで、労働者を搾取し劫略(ごうりゃく)することは、明らかに人間嗜食(ししょく)の一形式だ
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
当時、宋朝の文化は、帝室や都府の中心では、はやすばらしい発達途上を示してもいたが、未開大陸の僻地(へきち)では人肉嗜食(ししょく)の蛮風(ばんぷう)などがなお一方にはのこっていたらしい。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
アフリカやアラビヤでは、猿は最上の美食だということだが、僕らは、オランウータンばかり食っていた。食い残した猿の腕や掌が、その辺に投げだしてあると、人肉でも嗜食(ししょく)したような罪感(ざいかん)を
蝶の絵 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)