“嗜眠”の読み方と例文
読み方割合
しみん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、あとは嗜眠しみん症患者のように眠り続ける。京子は昨夜あたりから、またそうなりかかって居る。眠くて眠くて堪らないのだ。
春:――二つの連作―― (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「おれかね。おれは江戸の者だが、おめえはやはり山の衆かい」と、答えると相手は俄かに嗜眠しみん状態の神経をゆりさまして
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「衰弱が加わって、嗜眠しみん状態に陥っておいでなさる」とパイーシイ神父はアリョーシャを祝福した後、小声で彼に伝えた。