“しみん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嗜眠58.3%
市民25.0%
四民8.3%
士民8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれかね。おれは江戸の者だが、おめえはやはり山の衆かい」と、答えると相手は俄かに嗜眠しみん状態の神経をゆりさまして
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
さればがう屋敷田畝やしきたんぼ市民しみんのために天工てんこう公園こうゑんなれども、隱然いんぜんおう)が支配しはいするところとなりて、なほもち黴菌かびあるごとく、薔薇しやうびとげあるごとく、渠等かれらきよほしいまゝにするあひだ
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
き人常に言ひけるは、いやしくも侍の家に生れながら、何の面目めんぼくありて我子貫一をも人にあなどらすべきや。彼は学士となして、願くは再び四民しみんかみに立たしめん。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
士民しみんを問わずいやしくも志あるものをして来学せしめんを欲するなり。
慶応義塾の記 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)