“庭燎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわび57.1%
かがり14.3%
にはび14.3%
ニハビ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして行く谷水を見ていると、かつての年、妹の登子とうこが足利家へとついだときの白い姿や、あの夜のさかんな庭燎にわびやらがふと目に浮ぶ。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
火燧ひうちをもて発燭つけぎに火をてんこゝろみに池中になげいれしに、池中ちちゆう火をいだせし事庭燎にはびのごとし。水上に火もゆるは妙法寺村の火よりも也として駅中えきちゆうの人々きたりてこれをる。
恐らく此山は、花祭りに於ては、また複合して、柴燈サイトウと称する庭燎ニハビの中に含まれてしまつたのでありませう。