“庭先”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
にわさき68.4%
にはさき26.3%
にわさ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるのこと、庭先にわさきでねこがたいへんにないて、けんかをしました。翌日よくじつけてみると、ぼけのえだが一ぽんれていました。
びっこのお馬 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しな姿すがたにはえたときには西風にしかぜわすれたやうにんでて、庭先にはさきくりにぶつけた大根だいこからびたうごかなかつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
庭先にわさきのつちなかに、おおぶりな瀬戸物せともの金魚鉢きんぎょばちが、ふちのところまでいけこんであつて、そのはちのそばで、セルの和服わふく片足かたあしにだけ庭下駄にわげたをつつかけた人間にんげん死体したいが、べたにいつくばつている。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)