“にわさき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
庭前73.6%
庭先24.5%
庭頭1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はいよいよ不思議に思いながら見るともなしに庭前にわさきの方へ眼をやった。大きな入道姿の者が眼をぎらぎらと光らして衝立っていた。
魔王物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
百姓は気狂きちがいのようにたける。それを仮借かしゃくなくズルズルと引きずってきて、やがて、大久保石見おおくぼいわみ酒宴しゅえんをしている庭先にわさきへすえた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのうちにれてしまいました。御殿ごてんひろ庭頭にわさきには、かがりがたかれました。そのほのおかげは、このあやしのうらなしゃらし、そらがすかとおもわれるばかりにあかえました。
北海の白鳥 (新字新仮名) / 小川未明(著)