『魔王物語（まおうものがたり）』

日本には怪談はかなりあるけれども、其の多くは仏教から胚胎した因果物語か、でなければ狐狸などの妖怪であって、独立した悪魔のような物語はあまりない。その中にあって備後国の魔王の物語は、ちょっと風がわりであるから紹介してみよう。 寛延年間のことで …

著者	田中貢太郎
ジャンル	文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別	新字新仮名
読書目安時間	約23分（500文字/分）
朗読目安時間	約39分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

次（よし） 端（さき） 汝（きさま） 貴殿（あんた） 種（いろ） 筒（つ） 機（はずみ） 許可（ゆる） 何人（たれ） 真黒（まっくら） 某（ある） 己（じぶん） 黎明（よあけ） 私（わし） 比（ごろ） 容（さま） 体内（みのうち） 僕（げなん） 上流（かわかみ） 平生（いつも） 朋友（ともだち） 傍（かたわら） 僕（しもべ） 眼（まなこ） 自然（ひとりで） 前（さき） 比（ころ） 好事（ものずき） 疲労（つか） 妖怪（ばけもの） 紙撚（こより） 知人（しりびと） 疲労（つかれ） 燧（ひうち） 竊（ひそか） 周囲（まわり） 終（つい） 背後（うしろ） 自己（おのれ） 莞（にっ） 衣類（きもの） 亥時（よつ） 遺書（かきおき） 類（たぐい） 䰗引（くじびき） 戸外（そと） 好奇（ものずき） 姝（きれい） 室（へや） 壮佼（わかもの） 寂然（ひっそり） 壮（わか） 布努（ふぬ） 年齢（とし） 庭前（にわさき） 従来（これまで） 悪徒（わるもの） 活計（くらし） 昨夜（ゆうべ） 有之（これあり） 四辺（あたり） 某夜（あるよ） 某日（あるひ） 四方（あたり） 和女（そなた） 次郡（よしごおり） 呼吸（いき） 沈静（おちつ）