“従来”のいろいろな読み方と例文
旧字:從來
読み方(ふりがな)割合
これまで59.5%
じゅうらい24.3%
いままで10.8%
それまで2.7%
コレマデ2.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“従来”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.8%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)0.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
何故なら、それによって、犯人の範囲が明確に限定されて、従来これまでの紛糾混乱が、いっせいに統一された観がしたからだった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
従来これまでもお前を世話した、後来これからも益世話をせうからなう、其処そこに免じて、お前もこの頼は聴いてくれ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さても日本対米英べいえい開戦以来、わが金博士きんはかせ従来じゅうらいにもまして、浮世うきよをうるさがっている様子であった。
従来じゅうらい築城試合ちくじょうじあいがさきであったが、ゆみ兵家へいか表道具おもてどうぐ、これがほんとだという意見いけんがある
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
天狗の宮にはまつる者がなく窩人の住家すみかには住む者がなく、従来いままで賑やかであっただけにこうなった今はかえって寂しく蕭殺しょうさつの気さえ漂うのであった。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
何から何まで見透しで御慈悲深い上人様のありがたさにつく/″\我折つて帰つて来たが、十兵衞、過日こなひだの云ひ過ごしは堪忍して呉れ、斯様した我の心意気が解つて呉れたら従来いままで通り浄く睦じく交際つきあつて貰はう
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
市電の方では驚いて近くの河野病院へ担ぎこんで手当を加え、悲鳴をあげて逃げ出そうとした事に就いて聞いてみると、席の隣に全身血みどろになった幽霊がいたので、夢中になって逃げようとしたところであったと云ったが、その電柱は従来それまで、毎月五六名も頭をっつけて負傷をするので魔の電柱と云われているものであった。
魔の電柱 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
つまり従来コレマデは、作者の立ち場と読者の立ち場とを混同して居たので、情緒は作者として、こゝろは読者として、といふ風に、原因と結果との相違がある。
和歌批判の範疇 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)