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『魔の電柱』
ふりがな文庫
『
魔の電柱
(
まのでんちゅう
)
』
昭和十年九月二十八日の夜の八時比、駒込神明町行の市電が、下谷池の端の弁天前を進行中、女の乗客の一人が、何かに驚いたように不意に悲鳴をあげて、逃げ出そうとでもするようにして上半身を窓の外へ出したところで、そこにあったセンターポールで顔を打って …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約1分(500文字/分)
朗読目安時間
約2分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
従来
(
それまで
)
比
(
ごろ
)
墓参
(
ぼさん
)
帰途
(
かえりみち
)
打
(
ぶ
)
神明
(
しんめい
)