“万代”のいろいろな読み方と例文
旧字:萬代
読み方割合
ばんだい44.4%
よろづよ33.3%
よろずよ16.7%
モズ5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今です。今のうちです。今日をおいて、いつの日かありましょう。よろしく、四方の英雄にげきを飛ばし、もって万代ばんだいの計を、一挙に定められるべきです」
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
憶良の歌というのは、巻六(九七八)の、「をのこやもむなしかるべき万代よろづよに語り継ぐべき名は立てずして」というのであった。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
砂山に生えまじる、かやすすきはやがて散り、はた年ごとに枯れ果てても、千代ちよ万代よろずよの末かけて、いわおは松の緑にして、霜にも色は変えないのである。
海異記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
此村には万代モズ八幡宮といふ、堺大阪あたりに聞えた宮がある。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)