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茅
ふりがな文庫
“茅”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
かや
78.8%
ち
8.8%
あば
7.1%
ちがや
3.5%
ちぬ
0.9%
ボウ
0.9%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かや
(逆引き)
そして白い熊苺の花は、既に
茅
(
かや
)
の葉にこぼれかけていた。無理に一言の形容を求めれば、緑の地に花を散らした大きな
絨毯
(
じゅうたん
)
であった。
土竜
(新字新仮名)
/
佐左木俊郎
(著)
茅(かや)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ち
(逆引き)
同じ歸りの列車に乘つた連中も或者は大磯や
茅
(
ち
)
ヶ
崎
(
さき
)
邊を通りがけに局長とか社長とかの別莊を訪問しやうとて下車したものも多かつた。
新帰朝者日記
(旧字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
茅(ち)の例文をもっと
(10作品)
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あば
(逆引き)
幼時は、父こそちがうが、秀吉と同じ尾張中村の
茅
(
あば
)
ら
屋
(
や
)
に生れ、同じ母のひざに甘え、同じ貧苦と
寒飢
(
かんき
)
の中に育てられてきた骨肉である。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
茅(あば)の例文をもっと
(8作品)
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▼ すべて表示
ちがや
(逆引き)
早春には、まず芝の地下茎を
噛
(
か
)
んだ。糖分を貯えて越年した若い地下茎である。
茅
(
ちがや
)
の穂のツバナは無味淡白だったが、噛めば舌端に甘い後味が残った。
甘い野辺
(新字新仮名)
/
浜本浩
(著)
茅(ちがや)の例文をもっと
(4作品)
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ちぬ
(逆引き)
……さては鏡のやうに凪いだ
茅
(
ちぬ
)
の海の輝き、玩具のやうに愛らしく見える神戸の港と、そこに繋つて居る数十隻の汽船、瓦の太陽の反射で光ること、——今日は和泉、紀州の山々、村々までが
死線を越えて:02 太陽を射るもの
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
茅(ちぬ)の例文をもっと
(1作品)
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ボウ
(逆引き)
後、コノ下総原ニ一
茅
(
ボウ
)
ノ
屋
(
オク
)
ト田ヲ獲、年経ルママ思エドモ、山河ヲ隔テ、又消息ヲ絶ツノ今、カエッテ子ノ
幸
(
サチ
)
ニ如何アルベシナド思イ、イツシカ歳月ノ流レニマカセ
了
(
オワ
)
ンヌ。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
茅(ボウ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“茅”の解説
茅(かや)は、古くから屋根材や飼肥料などに利用されてきた、イネ科あるいはイネ科およびカヤツリグサ科の草本の総称である。
カヤと呼ばれるのは、細長い葉と茎を地上から立てる一部の有用草本植物で、代表種にチガヤ、スゲ、ススキがある。
ススキを特定的に意味することもある。総称が本義でススキの意が派生だが、逆に、ススキが本義で意味が広がったとも。
(出典:Wikipedia)
茅
漢検準1級
部首:⾋
8画
“茅”を含む語句
茅屋
茅舎
茅葺
浅茅生
茅草
茅萱
茅野
茅原
茅場町
浅茅
茅町
茅屋根
茅蜩
茅針
白茅
茅山
茅茨
茅葭
茅沼
茅家
...
“茅”のふりがなが多い著者
南方熊楠
橘外男
吉川英治
徳冨蘆花
正岡容
岩野泡鳴
中里介山
井上円了
幸田露伴
木暮理太郎