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『甘い野辺』
ふりがな文庫
『
甘い野辺
(
あまいのべ
)
』
子供の頃、私は菓子を食べたことがなかった。家が貧しかったし、また私の郷里の土佐の国では、その頃まで勤倹質素を旨とする風習が残っていたので、菓子はぜいたくなもののように考えられていたからである。 菓子を禁じられた子供たちは、いろいろと代用にな …
著者
浜本浩
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「あまカラ 10月号 第五十号」甘辛社、1955(昭和30)年10月5日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
茅
(
ちがや
)
蓼科
(
たてしな
)
瘤
(
こぶ
)
黍
(
きび
)
豊平
(
とよひら
)
蜜柑
(
みかん
)
藪
(
やぶ
)
茅花
(
つばな
)
苅
(
か
)
肥
(
ふと
)
瞼
(
まぶた
)
喬木
(
きょうぼく
)
甘蔗
(
かんしょ
)
潮江
(
うしおえ
)
漁
(
あさ
)
槙
(
まき
)
榎
(
えのき
)
椋
(
むく
)
木苺
(
きいちご
)
忍冬
(
にんどう
)
噛
(
か
)