“潮江”の読み方と例文
読み方割合
うしおえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高知市外の潮江うしおえ天満宮には、むくえのきの並木があった。大粒で肉付きのよい椋の果は小粒で色の美しい榎の果より、はるかに甘く、一合も食べたら、結構おやつの代りになった。
甘い野辺 (新字新仮名) / 浜本浩(著)
元六番歩兵隊長箕浦猪之吉は、源姓みなもとせい、名は元章げんしょう仙山せんざんと号している。土佐国土佐郡潮江うしおえ村に住んで五人扶持、十五石を受ける扈従格こじゅうかくの家に、弘化元年十一月十一日に生れた。当年二十五歳である。
堺事件 (新字新仮名) / 森鴎外(著)