“潮來”の読み方と例文
新字:潮来
読み方割合
いたこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは山上の湖、これは例の『あやめ咲くとはしほらしや』の唄で潮來いたこあたりの水の上を船で𢌞つたも同じく初夏の頃であつた。
「先の旦那樣が亡くなつた時、支配人の孫六さんが潮來いたこからお呼寄せになつて、御親類方にもちやんと御挨拶をして家督に直りました。へエ」
水郷と言へばすぐ潮來いたこを連想するほど、潮來は水郷として有名ではあるが、あやめが咲いて十二橋の袂に水樓のあつた昔はしらず、私が見た十七八年前の潮來でさへ
砂がき (旧字旧仮名) / 竹久夢二(著)