“いたこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
潮来70.5%
潮來18.2%
巫女6.8%
板子4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帰路は海に沿うて南し、常陸の潮来いたこに遊んだ。服部南郭の昔俗謡をほんした所で、当時猶狭斜の盛を見ることが出来たであらう。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「先の旦那樣が亡くなつた時、支配人の孫六さんが潮來いたこからお呼寄せになつて、御親類方にもちやんと御挨拶をして家督に直りました。へエ」
恐しい不安は、常でさへ巫女いたこを信じ狐を信ずる住民の迷信を煽り立てた。御供水は酒屋の酒の樣に需要が多くなつた。一月餘の間に、新しい信者が十一軒も増えた。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)