“豊平”の読み方と例文
旧字:豐平
読み方割合
とよひら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
札幌の場末の街、豊平とよひらを出た無蓋二輪の馬車が、北を指して走っている砂利道を、月寒つきさっぷの部落に向けてがたごとと動いて行った。
喫煙癖 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
そこから流す汚物が、豊平とよひら川で水泳ぎする子供たちに有害という成績が出て、この夏、市から陳情が行われたという話だ。
信州蓼科たてしな山麓の豊平とよひら村に疎開していた私たちは、配給の砂糖さえ思うにまかせぬ状態であったので、子供の頃を思い出し、砂糖黍の種子を手に入れて栽培してみたことがあった。
甘い野辺 (新字新仮名) / 浜本浩(著)