“とよひら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豊平80.0%
豐平20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信州蓼科たてしな山麓の豊平とよひら村に疎開していた私たちは、配給の砂糖さえ思うにまかせぬ状態であったので、子供の頃を思い出し、砂糖黍の種子を手に入れて栽培してみたことがあった。
甘い野辺 (新字新仮名) / 浜本浩(著)
諏訪すわ郡の一部豊平とよひら村などでは、オッカブロウノチンゴンバという長い名で呼んでいるというが、チンゴンバは即ちチゴ花だから、これにまたオッカブロの語を添える必要は実はなかったのである。
そして自分の再び明けた目の中には、かの札幌郊外の豐平とよひら川に渡した鐵橋が昨年の洪水によつて中央の土臺を掘り起され、そこから傾斜中斷してゐるのが見える。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)