“ちぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チヌ
語句割合
43.3%
茅渟16.7%
16.7%
血沼6.7%
茅淳6.7%
3.3%
智奴3.3%
茅沼3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今少しく兵を起したでは敵を滅ぼすことは出来ない。さりとて多く兵を動かせばこれ百姓の害である。なるべく兵刃へいじんちぬらずして、ながらにして目的を達したい」と仰せられております。
あえて寸鉄にちぬらずしてもって今日の場合にいたりたるは、ただに強勇というべきのみに非ず
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
たとへば、淡路あはぢ和泉いづみあひだうみは、古來こらい茅渟ちぬうみせうたつたのを、今日こんにちはこの名稱めいせうばないで和泉洋いづみなだまたは大阪灣おほさかわんせうしてゐる。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
杉のうへに茅渟ちぬの海見るかつらぎや高間たかまの山に朝立ちぬ我れ
恋衣 (新字旧仮名) / 山川登美子増田雅子与謝野晶子(著)
かゝる時彼鐵板は腋を打ちて、拍車にちぬると聞く。
寺田先生の随筆の中に『鐘にちぬる』という一文がある。
露伴先生と科学 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
かれここに詔りたまはく、「吾は日の神の御子として、日に向ひて戰ふことふさはず。かれ賤奴やつこが痛手を負ひつ。今よは行き𢌞めぐりて、日を背に負ひて撃たむ」と、ちぎりたまひて、南の方より𢌞り幸でます時に、血沼ちぬの海に到りて、その御手の血を洗ひたまひき。
次にタギシ彦の命は、血沼ちぬわけ多遲麻たじまの竹の別・葦井あしい稻置いなきの祖先です。
次にイニシキノイリ彦の命は、血沼ちぬの池・狹山さやまの池を作り、また日下くさか高津たかつの池をお作りになりました。
次に印色いにしき入日子いりひこの命は、血沼ちぬの池を作り、また狹山さやまの池を作り、また日下くさか高津たかつの池を作りたまひき。
雨ないたくもちてなよせそ茅淳ちぬの海や淡路の島に立てる白雲
長塚節歌集:1 上 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
遠く西方を見渡すと此所からでは低く青田が連つて青田の先はすぐに茅淳ちぬの海である。
松虫草 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
世界人類の本当に長い間の共通のあこがれであった世界の統一、永遠の平和を達成するには、なるべく戦争などという乱暴な、残忍なことをしないで、やいばちぬらずして、そういう時代の招来されることを熱望するのであり、それが、われわれの日夜の祈りであります。
最終戦争論 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
やいばちぬらずして世界を統一することは固より、われらの心から熱望するところであるが(六二頁)、悲しい哉、それは恐らく不可能であろう。
最終戦争論 (新字新仮名) / 石原莞爾(著)
またあやの王が妹、大俣の王に娶ひて、生みませる御子、智奴ちぬの王、次に妹桑田の王二柱。
一口に黒鯛と云つても、多くは茅沼ちぬ鯛と称し、東京から伊勢まではカイヅといふ小形のものだ。
夏と魚 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)