“日下”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさか58.3%
ひのした16.7%
ひさが8.3%
ひのもと8.3%
クサカ8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日下くさか誠は名望家で門下に多数の大家を輩出さしたので名高いが、しかし三畳か四畳の一室の所におったとかいうことが伝えられ
、天下無敵の何のとざかせて、この日下ひのしたを人もなげに歩かせておくわけにはまいりません。へい、男はここに一匹いるのですから
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
日下ひさがりにもなってみれば、村人のために心配してやるよりは、差当り、自分たち二人の身の上の今晩のこと、まだ日はやや高しとも、いまの村あたりに宿を求める心算つもりで来たのだが
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
万治三年の松坂七兵衛北蝦夷漂流記にも、風が西に変りて日下ひのもとに流されたとある。「日下」はすなわち日の本である。
国号の由来 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
日下クサカ 「クサハ」河を渡船で渡る。勿論土佐の日下は山地である、人名等より来たであろうが、もとは渡しかもしれぬ、崇神紀すじんきに「クスハノワタシ」というのがある。
土佐の地名 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)