“日下部”の読み方と例文
読み方割合
くさかべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大きな洋傘こうもりをさしかけて、坂の下の方から話し話しやって来たのは、子安、日下部くさかべの二人だった。塾の仲間は雨の中で一緒に成った。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「あれですかい。ありゃ、日下部くさかべの気ちがい旦那のお城だよ。宝物をぬすまれるのがこわいといってね、村ともつきあいをしねえかわり者ですよ。」
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
次にヲマタの王は當麻たぎままがりの君の祖先です。次にシブミの宿禰の王は佐佐の君の祖先です。次にサホ彦の王は日下部くさかべの連・甲斐の國の造の祖先です。