“くさかべ”の漢字の書き方と例文
語句割合
日下部100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いよいよはげしく敲立たたきたつるに、玄関をがらりと開けて、執事の日下部くさかべ、「門番の衆、門番の衆、開門。」と呼立つる。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
石和で腹をこしらえた米友は、差出さしでの磯や日下部くさかべを通って塩山えんざん宿しゅくへ入った時分に、日が暮れかかりました。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
日下部くさかべ博士が昔ある学会で文明と地震との関係を論じたあの奇抜な所説を想い出させられた。
静岡地震被害見学記 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)