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『鐘に釁る』
ふりがな文庫
『
鐘に釁る
(
かねにちぬる
)
』
昔シナで鐘を鋳た後にこれに牛羊の鮮血を塗ったことが伝えられている。しかしそれがいかなる意味の作業であったかはたしかにはわからないらしい。この事について幸田露伴博士の教えを請うたが、同博士がいろいろシナの書物を渉猟された結果によると釁るという …
著者
寺田寅彦
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「応用物理」1933(昭和8)年1月
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
湿
(
うるお
)
何人
(
なんびと
)
充填
(
じゅうてん
)
孟子
(
もうし
)
横臥
(
おうが
)
真鍮
(
しんちゅう
)
空隙
(
くうげき
)
膠
(
にかわ
)
裂罅
(
れっか
)
釁
(
ちぬ
)
間隙
(
かんげき
)