“間隙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんげき69.8%
すき18.9%
すきま7.5%
はざま1.9%
ひずみ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
違背ではない。万一、敵の搦手に接近して、敵に間隙かんげきがあれば、そう致すであろうとぞんじたゆえ、特に、思慮勇気ふたつあるそちを
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いふ事あらばくいへかし。この期に及びわれを欺き、間隙すきねらふて逃げんとするも、やはかそのに乗るべきぞ」ト、いへば聴水こうべを打ちふり
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
... 山王権現のたたりも恐れ給はずや」ト、様々にいひ紛らし、間隙すきまを見て逃げんと構ふるにぞ。鷲郎おおい焦燥いらちて、「なんじ悪猿、怎麼いかに人間に近ければとて、かくはわれを侮るぞ。 ...
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
さてむかひ居たらんを見ばやと思ひて、やをら歩み出でて、すだれの間隙はざまに入り給ひぬ。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
抜足をして障子の間隙ひずみから内をのぞいてはッと顔※お勢が伏臥うつぶしになッて泣……い……て……
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)