“隙間風”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すきまかぜ85.7%
スキマカゼ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
声はひゅうひゅうと隙間風すきまかぜのようにかすれ、またも無意味に濁ったりした。そういう断続の叫喚をつづけて思いきり悪く自分の身をかばいだした。
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
着いた翌日はず階下の部屋の一隅にむしろを敷いて隙間風すきまかぜを防ぎ、その上に携帯用暗幕を張って急造の暗室を作る。
月のやうにマルくて、幾つも上へ/\と、月輪グワチリンの重つてゐる如くも見えた。其が、隙間風スキマカゼの為であらう。時々薄れて行くと、一つの月になつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)