“すきまかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:スキマカゼ
語句割合
隙間風75.0%
盗風12.5%
透間風12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着いた翌日はず階下の部屋の一隅にむしろを敷いて隙間風すきまかぜを防ぎ、その上に携帯用暗幕を張って急造の暗室を作る。
建てつけの悪いガラス窓が風のためにひどい音を立てて、盗風すきまかぜが屋外のように流れこんだ。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
しきりに盗風すきまかぜの忍びこむのに震えていなければならぬ清逸にとっては、屋外の寒さもそう気にならなかったが、とにかく冬が紙一重にせまってきた山間の空気は針を刺すように身にこたえた。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
透間風すきまかぜが、おかっぱのまんなかにあけた、ちいさな中剃なかずりや、じじっ毛のある頸筋くびすじに冷たくあたったので振りかえると、つくなんでいた男が、手のついた青いかごの上へ、手拭てぬぐい袋包をのせ