トップ
>
隙間風
>
すきまかぜ
ふりがな文庫
“
隙間風
(
すきまかぜ
)” の例文
声はひゅうひゅうと
隙間風
(
すきまかぜ
)
のようにかすれ、またも無意味に濁ったりした。そういう断続の叫喚をつづけて思いきり悪く自分の身をかばいだした。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
着いた翌日は
先
(
ま
)
ず階下の部屋の一隅に
蓆
(
むしろ
)
を敷いて
隙間風
(
すきまかぜ
)
を防ぎ、その上に携帯用暗幕を張って急造の暗室を作る。
雪の十勝:――雪の研究の生活――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
隙間風
(
すきまかぜ
)
がきらいで、どこででも
寒
(
さむ
)
そうに
帽子
(
ぼうし
)
をかぶっていたが、その帽子をぬぐと、
円錐形
(
えんすいけい
)
の赤い小さな
禿頭
(
はげあたま
)
があらわれた。クリストフと
弟
(
おとうと
)
たちはそれを
面白
(
おもしろ
)
がった。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
でも屋内はスティームの
煖房
(
だんぼう
)
がありますので、快く、暖かであります。独逸の家屋は二重窓になっているので、日本のよりもずっと
頑丈
(
がんじょう
)
です。従って
隙間風
(
すきまかぜ
)
などは這入って来ません
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
「風が消したか? “
隙間風
(
すきまかぜ
)
、人を殺す”って北
露西亜
(
ロシヤ
)
の
諺
(
ことわざ
)
があるからね」
雪
(新字新仮名)
/
楠田匡介
(著)
▼ もっと見る
床に
桟
(
さん
)
があって、脚の安定が危かったが、割れたままのガラス窓から吹きこむ縮みあがるような
隙間風
(
すきまかぜ
)
もなく、暗くても戸を閉ざしたら人いきれで暖かかったし、座席の設備がないかわりに
煙突
(新字新仮名)
/
山川方夫
(著)
隙
常用漢字
中学
部首:⾩
13画
間
常用漢字
小2
部首:⾨
12画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“隙間”で始まる語句
隙間
隙間形
隙間漏