“円錐形”のいろいろな読み方と例文
旧字:圓錐形
読み方割合
えんすいけい92.9%
コーン7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どんなにして持って見ても、外套のすそから下へ、羽が二三寸出る。その上外套の裾が不恰好に拡がって、岡田の姿は円錐形えんすいけいに見える。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)
しばらくののち、そこには絹を張ったような円錐形えんすいけいふくろが一つ、まばゆいほどもう白々しろじろと、真夏の日の光を照り返していた。
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
僕は円錐形コーンの影が、一体何処を指していたか、知りたいのですよ。貴女はミルトンの『失楽園』の事を、誰からかお聴きになった事がありますか。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これは、天上から見た地球の話ですが、太陽の蔭になった方には円錐形コーンの影が出来て、それが天頂に達すると夜半。そこと六時との間が、ほぼ九時になると云うのです。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)