“コーン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
円錐40.0%
松毬20.0%
円錐形20.0%
錐体20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで、このマシーフから峯が二つ立ち上っている、その高い方が大アララットで、高さ一万七千呎——「大きな、肩幅の広い塊で、円錐コーンと呼ぶよりも寧ろ円屋根ドームと言いたい」
可愛い山 (新字新仮名) / 石川欣一(著)
ところが、その松毬コーンというのが、寝台の天蓋にある頂飾たてばなにあって、それがまた、薄気味悪い道化師クラウンなんだがね
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
つまり、二人以上の重量が法度はっとで、それが加わると、松毬コーンの頂飾が開いて、この粉末が溢れ出すのだよ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
僕は円錐形コーンの影が、一体何処を指していたか、知りたいのですよ。貴女はミルトンの『失楽園』の事を、誰からかお聴きになった事がありますか。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
これは、天上から見た地球の話ですが、太陽の蔭になった方には円錐形コーンの影が出来て、それが天頂に達すると夜半。そこと六時との間が、ほぼ九時になると云うのです。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ハハハハ、あの象のような鈍重な柱体シリンダーを、僕は錐体コーンにしてやったんだよ。つまり、レヴェズを新しい坐標にして、この難事件に最後の展開を試みようとするんだ
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)