“まつかさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
松毬76.5%
松笠11.8%
松毯5.9%
松蓋5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
馬酔木あしびをベリベリ柴と呼び、松毬まつかさをチチリという類は、はじめは幼い者を喜ばせるためとしても、今は既に親々の方言になっている。
松笠まつかさいかのいそ焼きと、つごう十一色ござんすが、どれがお好きですかい
顏は長く大きくしてローマなる聖ピエートロの松毯まつかさに似、ほかの骨みなこれにかなへり 五八—六〇
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
O君はけふも不相変あひかはらず赤シヤツに黒いチヨツキを着たまま、午前十一時の裏庇うらびさしの下に七輪しちりんの火を起してゐた。焚きつけは枯れ松葉や松蓋まつかさだつた。
O君の新秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)