松蓋まつかさ)” の例文
O君はけふも不相変あひかはらず赤シヤツに黒いチヨツキを着たまま、午前十一時の裏庇うらびさしの下に七輪しちりんの火を起してゐた。焚きつけは枯れ松葉や松蓋まつかさだつた。
O君の新秋 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)